ベタ水槽はどれがいい?ビンやコップでも飼える?

ベタの画像 ペット

僕が初めて飼った熱帯魚はベタでした。

熱帯魚飼育の知識も経験もまったくなく、とりあえず買うだけ買った小型水槽で、「さあ何を飼おう」と調べた結果、ベタに決めたのです。

ところが、初めてのベタさんは2ヶ月ほどでお亡くなりに……。

「あれれ」と思って、再びベタを購入したのですが、これも4ヶ月足らずでサヨナラ。

今思うと、ひどい飼い主だったと反省しています。

ベタは飼育の容易な熱帯魚なのですが、飼育法はいろいろあります。

特に考えたいのは水槽

ベタの住み心地はもちろん、インテリア的にも楽しめないともったいない。

ベタは何にでも入れて飼える魚ですからね。

どれを選ぶか、メリット・デメリットなども比較してみましょう。

スポンサーリンク

ベタってどんな熱帯魚なの?その魅力は?

最初の2匹をあの世に送ってしまったヘッポコ飼い主の僕も、3匹目のベタは寿命をまっとうさせることができました。

そのベタは試しにビンに入れたのですが、それが上手くいったんですね。

なので、個人的にはビンをおススメしたいのですが、ビンはちょっと面倒もあります。

それは後述するとして、まずベタとはどんな熱帯魚か軽く説明を。

ベタは人気の熱帯魚で、東南アジア原産

赤、青、黒、白、緑など体色も多彩で、ベタ自慢の大きな尾の形にも違いがあって、リオのサンバカーニバルみたいなとても華やかな熱帯魚です。

その尾をパッと開いて敵を威嚇するフレアリングが美しい。

中国では「闘魚」といわれ、バトルさせる競技もあります。

ブリードで色や尾に個性が出て、品評会でも競われます。

丈夫で初心者にも飼いやすく、気性が荒いので単独飼育が基本

僕も最初は「飼育は簡単そうだし、何匹も飼うより一匹のほうが楽だろう」という気合の足りない理由でベタを選んだのでした。

でも、環境が悪ければ丈夫なベタも長生きしてくれません。

水底で事切れているベタさんを見るのはつらいことですよ。

そこで肝心の水槽を考えなくちゃなんです。

スポンサーリンク

ベタ水槽比較!自分に合ったものを探そう!

単独飼育するベタは、専用の水槽あるいは容器が多く市販されています。

また、家にあるビンやコップでも飼えてしまうのがベタの魅力でもある。

逆に言えば、どれを使うか選択肢があって迷うことも。

ベタ飼育を考えている人は悩むことでしょう。

それぞれ利点・欠点があります。

小型水槽

もっとも無難な選択です。

ベタ一匹だけなら20cmくらいでじゅうぶん。

僕が最初にベタを飼っていたのもこれでした。

水槽だけなら2.000円程度、飼育に必要なヒーターやろ過機などがセットになって5.000円くらいと、初心者にも手を出しやすいですよね。

ベタが好む水温は22~28℃

20cm水槽だと水の量も10ℓほどになるので、ろ過機があれば水質もそこそこ維持しやすく、水換えやお掃除も楽になります。

水草や小物など多少ですがアクアリウムに凝れるのも嬉しい。

ただ、僕の感覚ではベタ一匹だと、20cm水槽でも大きい。

ベタは泳ぎ回る魚じゃないので、身の置き所に困っていたような気がする。

仕切りをつけて2匹飼育くらいがいいんじゃないかと思います。

このサイズの水槽はツブシの利かないところがあって、小型熱帯魚を10匹飼うくらいがせいぜいで、後からアクアリウム作りや混泳など拡張するにも伸びしろがなくて、意外と使えなかったりする……。

ベタ専用水槽

「ベタ飼育セット」みたいな謳い文句で売られている商品です。

サイズはベタ一匹にちょうどよく、ろ過機もセットになっていて、こちらも初めて熱帯魚を飼う人には親切。

仕切り付きの複数匹用もあるよ

ちょっとした水草付きのものもあって、なかなかお洒落。

移動させるのも楽で、部屋のお好きな場所に置けちゃうんです。

商品はとにかく多く、ピンキリなのは否めません。

ファッショナブルなイメージ写真通りにもまずなりません(笑)

でも、ベタを飼うと決めているなら最低限揃っているので、選択としては悪くないでしょう。

隔離ケース

大きな水槽の壁面に引っかけて(または貼りつけて)ベタだけを隔離して飼う方法です。

もちろん、大きい熱帯魚水槽があってできる手段です。

他の熱帯魚を泳がせている大水槽に、小さなベタ水槽を入れる感じです。

いろいろな魚を楽しめること、ケースが数百円で買えることがメリットでしょうか。

なんかベタが卒業写真の上に丸く顔写真が載っている人みたいで、僕はあまり好みません。

ケース自体もベタは居心地悪そうに見えるし、周りを他の熱帯魚がうろついているのが見えて落ち着かない印象がありました。

大水槽でベタも一緒に飼う場合の方法というだけですね。

ベタの画像

ビン・コップ

「ベタはコップでも飼える」と言いますが、正しくありません。

「コップでも飼えないことはないけど」が正確でしょう。

この理論ならメダカでも金魚でもコップで飼える

ベタは7cmくらいになります。

売られているときは小さいですが、数ヶ月でかなり大きくなることは覚えておいてください。

なので、ビンでもコップでも直径10cm以上はほしいところです。

僕の見たところ、ベタは狭い空間のほうが落ち着いている気がします。

しかし、壁が曲線のビン・コップはヒーターもろ過機も設置できません。

暖房はパネルヒーターなどが使えますが、ろ過機は無理。

で、ビンとコップのベタ飼いは頻繁に掃除と水換えが必要になります。

これはベタにもストレスだろうな~と思っていました。

何匹も飼育するならビンは効率的ですが、初心者には面倒な飼い方ですね。

ベタを飼うなら、最初はベタ用水槽が一番無難かと思います。

熱帯魚の楽しみ方は人それぞれですから、どんな容器でどんな飼い方をするか、この記事が少しでも参考になれば嬉しいですね。

スポンサーリンク

まとめ

ベタの水槽選びについて説明してきましたが、これは最初の一歩。

飼育していれば別な問題や悩みも出てきます。

それもまた熱帯魚飼育の楽しみなんですが。

ベタは育てていると口から泡を出して泡巣を作ったり、闘魚らしく指を入れると頭突きしてきたり、鏡を見せると自分を敵だと思って威嚇のフレアリングしたり、けっこう面白いんですよ。

僕は今はベタを飼っていないのですが、また飼いたくなってきました。

コメント