皆さん、コオロギ食べてますか!
メディアも大々的に推しまくってるし、大流行目前!
虫を食べるのが今ブーム!
「よっしゃコオロギ食うぞぅ」
……って、なるか!!!!!!
コオロギとかぱっと見、ゴキブリじゃねーか!
てな感じで近頃、物議醸しまくりの昆虫食。
ネットを見ても「コオロギなんか食えるか!」とお怒りの意見も多い。
なぜ今更、昆虫食をグイグイ推してくるんでしょう?
不思議に感じられている方も多いと思います。
そりゃ急に「虫食えよ」と言われるんですから。
「なんでやねん!」とツッコミたくもなります。
降ってわいたようなコオロギ食騒動。
なんでこんな事態になっているのか。
考えてみようと思うわけです。
突然コオロギの不思議
昆虫食は珍しいものではありません。
世界中で虫は食べられています。
日本にもイナゴや蜂の子を食べる文化がありますよね。
地域によっては、昆虫も貴重なたんぱく源だったからです。
でも、現在は流通も発展し、地域差は解決。
昆虫食は古い習慣として残り、今は珍味とかネタ的に食べられるのがほとんど。
廃れたものになっていたはずです。
それがなぜ、今になって復活しようとしているのでしょうか?
昆虫食をする理由は何?
昆虫食を勧める理由は単純です。
・世界人口が増加する。
2050年には世界の人口が100億人にもなる予想。
当然、食料生産も増やさないとなりません。
・食料(肉)の供給が足りなくなる。
現在の畜産の規模では、肉も足りなくなります。
しかし、拡大・増設すればいいってものでもない。
広い土地、施設、餌にする穀物も必要だし、牛の呼吸はCO2をかなり出すので、温暖化にも悪い。
なにか別な「肉」はないものか。
・昆虫食で代替。
目をつけたのが昆虫です。
狭小地でも飼育でき、餌代も安く済む。
栄養は豊富。
自然環境に対しても負担が少ない。
増える人口に対応できて、SDGs的にも奨励できる。
世界中のグレタ人たちにも大好評。
そして、コオロギが脚光を浴びることになったのです。
どうしてコオロギ?
食用を考えられているのはコオロギだけではありません。
イモムシ、ウジムシ、セミ、クモなども商品化されています。
その中でもコオロギがイチオシらしい。
・生ごみでも育てられる飼育の簡単さ
・生まれてから40日で出荷できる短サイクル
・エビ・カニに似た風味で、餌によって味も変わって差別化を図れる
・加工のしやすさ
コオロギが商業的にもオススメなのです。
なんのオススメなのかな
今はまだ試行錯誤の段階で、やや高額になっていますが、生産モデルが確立されれば、値段も下がるでしょう。
食用になるのは「フタホシコオロギ」と「ヨーロッパイエコオロギ」。
日本ではフタホシがよく食べられるそう。
パウダーやせんべいにされて売られており、誰でも買えます。
……と、メリットもあるようなコオロギ食。
なんだか「いいこと」みたいに聞こえちゃう。
だけど、納得がいかない。
SDGsを盾にした意識高い系リベラル戦士たちに強制されているような感覚。
またまたバカげたポリコレの暴走じゃないの。
だいいち、虫を食うとか生理的に受け付けないですよね。
昆虫食は何者かの陰謀なのでしょうか?
昆虫食は当たり前になるか?
いきなり盛り上がったコオロギ食。
政治家がやたらと推し、マスコミも乗っかってイメージアップ戦略。
政界とメディアとか、今一番信用の置けない二大勢力になっているのに……。
「無理にでもコオロギ食を流行らせたい一派が裏で動いているのでは」
そんな陰謀論も信じたくなる。
「どうして突然コオロギ?」
その辺も考えてみましょう。
コオロギ食の表と裏
まず、コオロギ産業に補助金が出ているという話。
補助金目当てに各社がコオロギ養殖に取り組み、公金を吸い取っている疑惑。
つまり、利権がからんでいる。
一応、補助金は昆虫食だけでなく、広い分野に出されているようです。
つまり、コオロギだけが優遇されているわけではない。
少し誤解があるようです。
ただ、コオロギが役所的に「通りやすい」面は否めないと思います。
行政からすれば「進めたい案件」ですからね。
企業にもエコを考えている「いい印象」がつく。
だから、参入する業者も多いのだろうし、それは政府の思惑通りなのかもしれません。
やるからには儲けも欲しい。
そうなると、「虫は嫌」という意識から変えないとなりません。
「昆虫食はいいことだ」と国民に刷り込む必要があります。
刷り込むならテレビが一番です。
出演者が褒めちぎり、タレントに食べさせて「意外と美味しい!」と言わせる。
カメラの外でゲロ吐いてても視聴者にはわかりませんし。
政治と企業、その企業がスポンサーのマスコミ。
タッグを組むことはあり得そうな話です。
あと、安全面も危惧されています。
寄生虫、病原菌も不安。
長期の摂取が人体にどんな影響を及ぼすのか。
普段から食べているものじゃないので、経験則が通用しない。
これも「食用に飼育されたコオロギは厳しく管理されて安全」とのこと。
でも、業者が増えればどうなるかは不明。
ブームに乗って参入する、経営の杜撰な業者を振り落とせるのか。
不良コオロギ?が出回る可能性もある。
今はコオロギ食品に表記の必要はなく、知らずに食べてアレルギーを起こす危険もあります。
その対策がじゅうぶんできているとも思えないのです。
コオロギはエビ・カニアレルギーを起こします
コオロギ食は時期尚早!
個人的な意見ですが、「少々見切り発車すぎないか」と思う。
戦争などで食糧の流通が滞る心配はありますが、現時点でそこまで食糧難にはなっていません。
来たる肉不足時代に備えて、昆虫食も選択肢に入れたいのは分かります。
しかし、フードロス問題にろくに手を付けず、「虫食え」と言われて国民が承知するわけがないですよ。
完全に順序を違えています。
やはり「SDGsに取り組んでますアピール」って感じる。
要は「対外的なええかっこしい」です。
代わりの栄養源は他にもたくさんある。
さらに、虫食いは多くの人が抵抗感を持つもの。
もちろん強制ではないのですが、抵抗感をなくさせるためなのか推しのプレッシャーが強すぎて、命じられているように感じる。
「陰謀だ!」と炎上しても不思議ありませんよ。
もう少し段階を踏んで、ゆっくり普及させるくらいのほうが良かったと思います。
SDGsを生真面目にやっているのは
日本だけって話を聞いたことあります
昆虫食は流行らない
僕は昆虫食が一般的になると思っていません。
虫には生理的嫌悪感を抱く人が多い。
コオロギが安全だとしても、「虫を食った」と思い込みで体調を崩す人もいるでしょう。
消費者が買わなければ、生産者も増えません。
国も強制できないなら、多数の人は虫食いを忌避するはずです。
コオロギに大きなメリットがあるとしても、大衆の「虫」に対する嫌悪感はそれを上回る最大のデメリットです。
取り組む企業だって「売れないだろうな~」と思うでしょう。
昆虫食は現在のジビエのような位置づけになるのではないでしょうか。
カエルを食べるみたいなレベルです。
牛豚鶏の三強に、羊やイノシシなどをたまに食べて、昆虫食ってのもあるよって程度。
選択肢が一つ増えただけで、僕らの食生活に影響は出ないと思います。
まあ、現在は政府やメディアが推したくらいでブームは作れません。
食べるラー油やバナナダイエットのような害のないものならともかく、昆虫食はハードルが高すぎます。
僕はそこまで虫嫌いじゃないですが、食べたいとは思いません。
虫嫌いの人なら、「虫と虫かご、どっちか食うなら迷わず虫かごを食う」って感じじゃないかな。
そんなものを無理やり流行らそうとするから、非難轟々浴びるのです。
コオロギ食を擁護する人は、反対派は感情論で騒いでいるといいます。
論理的に考えれば「昆虫食こそ善だ」と。
でも、食うことなんて結局は「感情」と「本能」だと思う。
「食えない」「食いたくない」と思うのなら、それは体が危機を感知しているのだから、無理に食べることはないのです。
とにかく、虫しか食べられなくなるなんてことにはなりません。
コオロギ推しを冷ややかに見ながら、好きなものを食べてりゃいいんですよ。
まとめ
どうにも悪目立ちするコオロギ食。
コオロギに罪はないんですけど。
それを仰々しく推されると、やはり胡散臭い。
陰謀ってほどじゃないけど、「誰かが得するのだろう」とは思います。
昆虫食自体は昔からある文化。
虫食いが絶対悪とは言いません。
でも、強要されるのは気分的にもよろしくない。
また、反対派を見下すような擁護派もいる。
炎上は当然でしょう。
目玉焼きに醤油かソースかでもけっこう険悪になるほど、食に対して人はセンシティブです。
そこに「虫食い」のゴリ推しは、そりゃ抵抗食らいますよ。
「偉い人たちには解らんのです」と言いたくなります。
コメント