この世は弱肉強食。
勝者にならねば生きてゆけない。
そして、戦いは常に繰り広げられている!
「じゃんけん」という戦いが!
「たかが、じゃんけん」と思いますか?
我々は事あるごとに、決め事をじゃんけんに頼る。
勝者はヒーロー役になれるし、
欠席したクラスメイトの給食のプリンも勝ち取れるのです!
もう人生を決めると言っても過言ではない!(過言だよ)
この「じゃんけん」。
意外と心理戦でもある。
単純なルールですが、究極の読み合い。
互いの心理、思考が絡み合う。
ヒトの本能が!考え方が!
じゃんけんには現れるのです。
それを知れば、勝てるはず。
じゃんけんに必勝法はあるのか?
日曜の夜にサザエさんに負けて、
仕事始めの月曜日に気が乗らない
生活はうんざりだ!(多分それが理由じゃないぞ)
勝者になるため、知っておきましょう。
初手グーは人の心理?パーが強い?
じゃんけんは、誰もが知るゲーム。
グー>チョキ>パー>グー……。
3つの出し手に、勝つ手と負ける手がそれぞれある。
「三竦み(さんすくみ)」になっています。
ちなみに、三竦みとは「三者が動けぬ」状態。
ヘビはカエルを食べ、
カエルはナメクジを食べ、
毒の効かないナメクジにヘビは勝てない、
という構図。
一応、生物サイトなので。(ノルマ回収)
つまり、出す手は3つのどれか。
確率は1/3。
しかし、そこにはヒトの純情な感情が入る。
そうなると、この同確率が崩れるそうです。
出しやすいのはグー?
じゃんけんは、手で形を作ります。
グーは握り、パーは開き、チョキはVサイン。
このうち、出しやすいのはグーです。
握るだけの簡単動作。
しかも、じゃんけんは勝負なので、無意識にチカラが入る。
攻防兼ね備えた「握りこぶし」がつい出てしまう。
これがヒトの本能なのです。
それを踏まえて、唐突に勝負を挑む手もあります。
「じゃんけん、しよっか?」と仕掛ける。
この時、相手は準備が整っていない。
負けられない戦いなら、特に緊張が高まる。
さらに、グーを出す確率が上がることでしょう。
そこをパーで迎え撃てばいいのです。
パー最強と言われる理由
じゃんけん界には「パー最強伝説」があります。
相手がグーならパーで勝てる。
でも、相手がチョキを出すこともある。
ただ、チョキは「出しにくい」といいます。
グー、パーに比べると、チョキはちょっと複雑な形です。
2本(普通は人差し指と中指)を伸ばし、他は曲げる。
全握のグー、全開のパーより、ひと手間多い。
実際に統計をとると、チョキは率がじゃっかん低いようです。
初手でグーを出す人が多いと知っていれば、なおさら負けるチョキは出せません。
チョキがないとなれば、グーとパー。
必然、初手はパーを出すのが一番安全なのです。
複数人でじゃんけんをするときは?
余ったプリンの争奪戦などはバトルロワイアルになるパターンですよね。
ここでもパーが強いと言われます。
複数だと「あいこ」になりやすい。
しかし、グーが出しやすく、チョキが出しにくいとしたら?
数人いれば一人はグーがいるのではないか。
チョキが揃う確率は低いのでは?
そんな戦況で、有利なのはやはりパーです。
そこで、パーで押し通す戦法もある。
「パーしか勝たん」と出し続ける。
意外と勝ち抜けるかもしれません。
なかなか勇気のいる戦法ですが、じゃんけんも所詮はギャンブル。
賭けてみる価値はありそうですね。
「最初はグー」を制したい!
でも、初手グーの法則は、崩れかかっています。
原因は「最初はグー」の掛け声。
これは志村けんさんが広めました。
酒の席でじゃんけんしようとしたら、みんな酔っててタイミングが合わない。
そこで「最初はグー」のイントロを入れることで合ったのを、コントでやった。
今や「最初はグー」は当たり前になりました。
しかし、これで初手グーが済んでしまう。
この場合は、考えを変えないとなりません。
グーの後にグーはこない?
ヒトには、同じ手を続けたくない心理があるのです。
テストの選択回答で同じ答えが続くと不安になるアレ。
すると、最初はグーの後は、パーかチョキを出すと予想される。
チョキを出せば、最低でも「あいこ」で済みます。
また、ヒトには
「グー、チョキ、パーの順で出してしまう」
傾向もあるようです。
その順番が刷り込まれているからでしょうか?
グーチョキパーの並びが崩れると、ちょっと気持ちが悪い。
日本人に多い血液A型の気質なのかも。
最初はグーの後は、チョキ率が高いのではないか。
グーで迎撃するのも悪くなさそう。
敵は攻めか?守りか?
もうちょっと深読みしてみましょう。
「最初はグー」でいったん握りを作る。
ここで臨戦態勢は整っています。
次に攻撃となった時。
ヒトはチョキを出したくならないでしょうか?
チョキって一番、殺傷力が高そうに見えません?
紙(パー)、石(グー)に比べると、ハサミ(チョキ)は進化したウエポンな気がする。
あの機能美!
ハサミって何気にすごい発明品だと思う
「最初はグー」で態勢が固まっていれば、次は最強の武器で攻撃したくならないか。
敵が「同じ出し手(グー)は来ない」と踏んでいれば、チョキの可能性は上がるはず。
「最初はグー、次もグー」は理にかなっているのです。
必勝法はないけれど……
……と、いろいろ書いてきましたが、
「じゃんけんに必勝法はない」とされています。
まあ、当たり前です。
結局は3つの手の三竦み。
「運だよ、運」というしかない。
でも、勝ちやすい「傾向」はあるようです。
あくまで「傾向」であり、「必勝」とは言えないけれど、「参考」にはなるかも。
最期に、まとめておきましょう。
じゃんけんに勝つには?
・初手はグーが出やすい。パーで対抗!
・「最初はグー」なら次もグー
・パーを信じろ!
・ヒトはグーチョキパーの順で出しがち
・「あいこ」になったら、それに負ける手を出すと勝ちやすい
・単純な相手(グー多様)と、裏をかく相手(チョキ多様)を見極めよう!
・じゃんけんには癖がある。観察も大事!
・相手のリズムに乗せられない。できれば掛け声は自分で
あとは、勝つことに執着しないことでしょうか。
「勝つこともありゃ負けることもあらぁな」
このくらいのモチベーションでいいのです。
どうせ確率は1/3。
勝利にガッツいても、時間の無駄。
こんなサイト読んでちゃダメですよ!
元も子もねぇーな
まとめ
じゃんけんは至極単純な遊び。
ゆえに「戦略」より、相手の「心理」「癖」が影響するようです。
その単純さが、必勝法を見つけられない原因。
プロに勝つ囲碁・将棋のAIはあるのに、じゃんけんにはないですよね。
それだけ「個性」が出るとも言えます。
そう考えると……。
「何を出すか」よりも、「人を見る」ほうが重要な気がします。
僕は自分でいっぱいいっぱいで、あまり他人を見ていない。
だから、サザエさんにも勝てない。
じゃんけん強い人って、それだけ余裕のある人、他人に気配りできる人なのかもしれませんね。
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