【メンフレ】目撃多発も正体不明!謎のレイクモンスター

怪物の画像 その他

湖のUMA(未確認生物)は多いものです。

陸内にある大きな水源には、なにかいそうな気がするんでしょう。

アメリカ・バーモント州とカナダ・ケベック州にまたがるメンフレメーゴグ湖もそのひとつ。

『メンフレ』と呼ばれるモンスターがいるそうです。

「あまり知らないな~」というマイナーUMAかもしれません。

むろん、「インフレ」や「デフレ」の仲間でもない。

しかし、目撃者は多い。

「ネッシーよりもよく見られる、世界最多目撃の怪物」

そう呼ばれることもある。

UMA目撃にランキングがあったことのほうがビックリですが。

だが、正体となるとよくわかりません。

ネッシーのようで、まったく違う生物のようでもある。

メンフレは謎に包まれているのです。

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メンフレは目撃証言がバラバラ?

メンフレメーゴグ(またはメンフレマゴック)湖。

風光明媚であり、大都市モントリオールとの距離も100kmほどで、たくさんの観光客が訪れます。

そこの名物が怪物メンフレ

これまで200件を超える目撃があるといいます。

どんなモンスターなのか?

証言はなぜか割れています。

「長い首を持つ、数十本の足がある」

「牛のような顔で尻尾の長い、25mの怪物」

「クジラに似た10mほどの生物」

「コブがたくさんある、ヘビ状のモンスター」

……と、モンタージュが作りにくい。

まあ、大きさは9~25mくらい。

ヒレ、あるいは足のようなものが数個から数十個。

色は褐色、暗灰色、黒っぽい。

こんな感じでザックリ捉えるしかないでしょう。

目撃者が多いというのも考えものです。

普通、証言者が多ければ事件解決も早いのに、
謎を増やすというサスペンス。

このアバウトさはどういうことなのか?

みんな同じものを見ているはずなのに、証言がバラバラ。

名探偵もお手上げですよ。

メンフレメーゴグ湖には数種類のUMAが共生している?

琵琶湖の2.5倍ほどの湖が、そんなUMA天国とも思えません。

証言が割れる不思議。

意外とこれが正体を探る糸口になる気がするのです。

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証言バラバラの理由を探る

メンフレの最古の記録は1816年。

多足のメンフレと遭遇したというもの。

この頃、メンフレメーゴグ湖はまだ先住民の土地でした。

白人はやっと入植を始めたばかり。

そこでお決まりの伝承を聞くのです。

「湖に足のいっぱいある怪物がいるのじゃ!」

そして目撃。

つまり、昔からいて、1816年のメンフレは白人の証言記録です。

伝承のまんまというのが思い込み臭い。

湖の怪物の噂は広まり、やがて人も集まりだします。

この辺から「長い首、ヒレを持つ」メンフレが登場。

「ヘビのような」もちらほら。

「牛顔のメンフレ」は2005年の新しめの証言です。

多足メンフレはあり得ない?

まず、初期の多足メンフレ。

これに近い生物は思いつきません。

足と言ってもヒレなのか、タコのような足なのか言及がない。

水中で多足といえば、節足動物か。

でも、カニやエビっぽい証言はありません。

あるいはヘビトンボの幼虫の孫太郎虫とか、釣り餌のゴカイとか。

あまりピンと来ません。

10mのゴカイとか死人が出るキショさですよ。

這うように移動する軟体生物なら?

足の感じはあっても、巨大化は無理そう。

メンフレは虫やナメクジ系ではないようです。

だから、この多足メンフレは空想の域だと思います。

「湖の主」的な聖獣みたいな存在。

言い伝えられているうちに、いろいろな枝葉がついたと考えるべきでしょう。

個人的に多足メンフレ好きなんだけど

証言は他のUMAに影響された?

ただ、言い伝えの基になった巨大生物はいるかもしれません。

これがその後の「首長、ヒレあり」メンフレになった気がします。

ところで、『シャンプレーン湖のチャンプ』というUMAはご存知でしょうか?

メンフレよりずっと知名度の高い、アメリカを代表するレイクモンスターです。

チャンプはネッシータイプのUMAで、10mを超える首長竜のイメージ。

一方で「クジラのような」という証言もあります。

このシャンプレーン湖とメンフレメーゴグ湖は、車で一時間足らずの近所。

そしてチャンプのほうがずっと有名。

「メンフレの証言が、チャンプに連られてはいないか」とも思える。

多くのレイクモンスター証言が、ネッシーになぞらえられるように。

メンフレとチャンプがゴッチャになっている可能性はあるでしょう。

すると「牛顔メンフレ」こそ本当のメンフレなのか?

それも違うようです。

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メンフレの正体を考察

牛顔の証言から、メンフレは哺乳類とも考えられます。

例えば、新種のアザラシとか。

しかし、メンフレメーゴグ湖は海からかなり遠い内陸。

冬には1mの暑さの氷で覆われる。

肺呼吸のアザラシやクジラも住みにくそう。

氷の下では暮らせません。

すると、メンフレの基は魚類ではないでしょうか。

メンフレは魚類か?

ノーザンパイクの画像

メンフレメーゴグ湖はフィッシングの名所。

マスにサケ、パイクなどがよく釣れるのです。

巨大獣の餌も豊富なわけですが、
魚類の群れが大きな生き物に見えることもある。

水面に出たたくさんのコブが、一体の巨大生物ではなく、数匹の魚だったという落ちは珍しくない。

メンフレメーゴグ湖の魚には1mをゆうに超えるものが多い。

パイクなんて怪獣みたいな顔をしている。

パイクは普通群れにならないですが

こうした大魚の群れが、メンフレの伝承を生んだ。

「怪物がいる湖」とバイアスがかかる。

不審なものが怪物に見え、時代によって多足とかネッシーとかウミヘビに見えた。

魚の群れなら形はどうにでもなるので、
さまざまな証言が出てもおかしくない。

これがメンフレの正体だと思うのです。

「最多の目撃」と呼ばれながらも、メンフレは具体性が薄いUMA。

証言がバラバラで、実在感に乏しい。

正体は「な~んだ」というものな気がします。

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まとめ

余談ですが、メンフレメーゴグ湖と鹿児島県の池田湖は姉妹湖なんだとか。

池田湖にも怪物イッシーがいる。

姉妹湖という関係があることにも驚いちゃいました。

メンフレは捉えどころのない未確認生物です。

いろいろと説はありますが、魚と考えるのが妥当でしょう。

もちろん、チョウザメのような一匹の大型魚の可能性もあります。

想像力をくすぐるUMAであることは間違いないですね。

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