虫だって縁起物!幸運を運ぶ虫で運を掴もう!

テントウムシの画像 節足動物

「虫が嫌い」という人は珍しくありません。

僕も部屋にハエや蚊がいたら、
自分が気持ち悪くなるくらい殺虫剤を撒いたりします。

でも、クモだけはほったらかしにしています。

理由は芥川龍之介の『蜘蛛の糸』

極悪人カンダタに助けられたクモが、
地獄に落ちたカンダタに糸を垂らし救おうとする話。

昔から僕は
「クモを殺さないと幸運になる」
なんとなく信じていて、すっかり慣れてしまったんですよ。

特にいいこともないんですが、まあ元気に生きてるんで、
クモのおかげなのかなと。

日本人はいろいろと縁起を担ぐのが好きですよね。

幸運を呼ぶ虫というのもいるんです。

気味の悪い侵入者が、幸運の運び屋だったら。

「虫が幸運を呼ぶ」なら、虫嫌いも乗り越えられる……かも。

朝番組の占いコーナーを見るような感覚で、
ラッキー虫も知っておきましょう。

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テントウムシとジンガサハムシ

よく知られているラッキー虫は
「テントウムシ」でしょう。

漢字では「天道虫」

お天道様、つまり太陽ですね。

不幸につまづいて転倒しているんじゃありません。

特に縁起がいいのはナナホシテントウ。

背中の黒丸が7個の、一番メジャーなテントウムシです。

見る機会も多いと思います。

テントウムシ自体がどこにでもいるので、
かなりお手軽なラッキー虫ですね。

その分、レア感がないのも事実。

僕個人はテントウムシより、
ジンガサハムシを推したいんです。

未来の昆虫?ジンガサハムシ

「ジンガサハムシ」はテントウムシのようですが、
カメノコハムシ種の小さな昆虫。

透明な陣笠をかぶった、ゴールドな本体がとても美しい。

ジンガサハムシ

いかにも幸運を呼びそうでしょ。

子供時代の僕にとっても「見つけると嬉しい昆虫」でした。

幸せというよりも、
UFOみたいな未来的な姿が好きだったんです。

ただ、しょっちゅう見る虫でもありません。

基本的に目立たないし、僕も「たまに見る」程度でした。

ヒルガオの葉の裏にいることが多いのだそうです。

野生のヒルガオがあれば、
葉をめくってみるといいでしょう。

ジンガサハムシがいたら当り。

毛虫とかついてたら大ハズレでしょうか。

レア感だけは保証します。

幸運がテントウムシレベルで見つかっても
つまらないですからね。

次は金運アップの虫です。

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やっぱりお金?金運アップの虫

コガネムシの画像

世の中はお金じゃない。

……とは、なかなか言えないのも現実。

経済力はほしいですよね。

となれば、代表はコガネムシになるでしょう。

縁起のいいコガネムシたち

なんたって漢字では「黄金虫」

「コガネムシは金持ちだ~♪」
と歌もあるくらい。

ゴールドではなく、
上の画像の
ようにメタリックグリーンなんですけど。

金蔵建てそうには見えます。

歌のコガネムシは、実はゴキブリのこと
という説もあるんですが……

同様にメタリックなカナブン、
糞玉をこしらえるフンコロガシ

も縁起のいい昆虫です。

フンコロガシは「貯蓄」って感じがするんですかね。

一部では「クソ虫」なんて馬鹿にされますが、
そんなことはありません。

エジプトでは太陽神の象徴
「スカラベ」として崇拝されていました。

神ってる虫なら、幸運も運んでくれそう。

「トイレの神様が一番偉い」に近いものがある。

フンコロガシは日本では見られません。

代わりと言ってはなんですが、ムカデはいかがでしょうか?

金運、武運、夫婦円満を叶えるムカデ

ムカデも金運を運ぶ虫です。

オジさんがお金のことを「お足」と言うのを聞いたことありませんか?

予想以上の出費を「足が出る」ともいいます。

「お足」がいっぱいあるムカデは金持ちなのです。

また、ムカデは夫婦仲がいいという一面もある。

子育ても熱心です。

夫婦や家庭の円満も期待できる。

でも、ムカデは毒があり、咬まれると腫れます。

ちょっと歓迎しにくいですかね。

家に侵入していたら運だけ頂き、
割り箸かなんかでつまんで、外にお帰り願いましょう。

ムカデは武運ももたらす虫です。

戦いの神・毘沙門天の乗り物とされ、
前に進むだけで後退しないことから、
上杉謙信などの戦国武将に愛されました。

同じく武将に愛されたトンボ
ラッキー虫になるでしょう。

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縁起虫は意外とたくさんいた!

タマムシの画像

トンボも前進だけで、後退しない昆虫です。

素早く動き、獲物を捕らえる姿は、
まさに「疾きこと風の如く」。

「勝ち虫」と呼ばれます。

まあ、トンボもムカデも
いざとなったらUターンで逃げるんですけど。

幸運を呼ぶ虫はまだまだいます。

いくつか紹介しましょう。

  • タマムシ……
    デコりすぎ。見るからにハッピーそう。
  • カマキリ……
    大きな卵鞘(らんしょう)に幼虫うじゃうじゃ、子だくさん。
  • クモ……
    冒頭で言った通り。普通に益虫ですし。

    あと節足動物ではありませんが

  • ヘビ……
    縁起のいい生き物の代表。ヘビ皮の金運向上は有名。
  • ヤモリ……
    文字通り家の守り神

このように縁起虫は多いのです。

見るだけで幸せになるなんてお得!

虫嫌いも少し軽くなったでしょうか?

「多少、無理やりな気がする……」

なんて思ってはいけません。

「幸運になる」という思い込みが大切なのです。

占いとか縁起とか、所詮はプラシーボ効果。

朝番組の占いだって、
どうせ当たっちゃいません!

ポジティブに騙されることこそが、
幸運の鍵を開く心持ちなんですから。

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まとめ

縁起のいい虫、運をもたらす虫を紹介してきました。

総合的ならテントウムシ、ジンガサハムシ。

ギャンブルや宝くじで大金を狙うなら、
コガネムシ、ムカデなど。

本物が嫌という人は、
それらの虫をモチーフにしたグッズでも
効果あるんだそうですよ。

ダメ元で試すくらいはいいですよね。

昆虫は世界でもっとも繁栄している生き物。

ある意味、最強運の生物といえるでしょう。

その虫にあやからない手はありません。

あとは『蜘蛛の糸』のカンダタのように、
利己主義にならず、幸運を逃がさないようにすれば
いいのかな~と思っています。

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