ウーパールーパーの疑問「飼育」「懐く」「鳴く」などを解決!

ウーパールーパーの画像 ペット

日本では人気の高いウーパールーパー

「キモ可愛い」ってやつでしょうかね。

一時期テレビでもよく取りあげられて、すっかり定着しました。

ウーパールーパーは虚弱に見えますが意外と丈夫で、飼いやすいペットとしてもオススメです。

でも、懐いてくれるのか?

変な生き物だし、面倒が多そう。

不安もあると思います。

今回は、ウーパールーパーの飼育と、意外な生態などを解説しますよ。

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実は丈夫なウーパールーパー

ウーパールーパーの正式名は「メキシコサラマンダー」

強そうな響き。

本来はメキシコが原産のサンショウウオ。

色も黒っぽい。

もうひとつの呼び名は「アホロートル」

アホでロートルとはずいぶんな言われようだ。

“ロートル”は年寄りを馬鹿にした言い方

アホロートルは「幼形成熟/ネオテニー」のサンショウウオを指すもので、幼体のときにしかないエラのヒラヒラを持ったまま大人になってしまったということ。

ウーパールーパーは「大人のオタマジャクシ」といってもいいでしょう。

値段・寿命・種類は?

数が減っていて、ワシントン条約で取引が禁じられています。

それなのにペットというのもおかしな話ですけれど、よく見る白いウーパールーパーはアルビノ種をペット用に日本で繁殖させたものなので大丈夫。

値段も2000~3000円で、お手軽ですね。

黒っぽいのや柄のある種類のウーパールーパーもいて、5000円前後からレア物なら数万円の値がつきます。

ウーパールーパーの画像

だけど、アルビノといえば色素が欠乏した病気で、「体が弱い」のが常識。

ウーパーさんはどうなの?

これも心配ありません。

再生能力が高いサンショウウオであるうえ、白の状態で完全に進化したものなので、ペットのウーパールーパーはむしろ強いのです。

丈夫なら飼うのも楽チン。

寿命だって10~15年と、長いお付き合いができるのです。

どんなふうに飼うのか見ていきましょう。

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ウーパールーパーの飼い方

ウーパールーパーは水の適温が20℃前後

暑いのは苦手ですが、低いのは5℃くらいまで耐えられます。

熱帯魚飼育ほど気を遣わないでいい。

いくつか注意点もあります。

水槽環境

一匹なら水槽は45cmでじゅうぶんです。

ウーパールーパーは大きくなると25cm。

複数飼うのならもっと大きい水槽が必要ですが、共食いすることもあり、協調性もないほうなので、単独飼育がいいでしょう。

底砂は飲み込めないサイズにします。

吸い込むように食べるため、石も一緒に飲んじゃうんです。

心配なら、何も敷かないベアタンクでの飼育も可。

ただし、砂には水質を良くする効果があり、ベアタンクは水換えや掃除をまめにしてください。

ろ過機を設置すれば、少し楽になるかな。

底砂があれば週一、ベアタンクなら3日に一度、半分くらいの水を入れ替えればいいでしょう。

新水はカルキ抜きしたものですよ

他には、隠れられる場所。

土管のようなものなら前後に出入りできて、後退するのが不得手なウーパーも入りやすい。

邪魔でなければ、流木や水草を置いても構いません。

餌は何を与える?

餌はウーパールーパー用の人工飼料があります。

ピンセットやスポイトを使って与えればいいです。

食べ残しは掃除する必要があるので、取り出すのにもピンセット、スポイトは重宝します。

アカムシやイトミミズを与えてもいい。

でも、掃除が大変になり、人工飼料だけでも問題ありません。

餌はやりすぎないこと。

与えればいくらでも食べちゃうんで、「ちょっと少ないかな」くらいが目安。

小さい魚と混泳させると餌になるから、注意が必要です。

飼育はこんなもん。

でも、ウーパールーパーは両生類。

ペットとしての面白みはどうなのか。

気になるところです。

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ウーパールーパーの生態

ウーパールーパーに動くことを期待してはいけません。

水底でじっとしていたり、水死体のように浮かんでいたりは普通です。

ひっくり返って浮いていたらマズいですが

そんなウーパーさん。

飼って楽しいんでしょうか?

懐く?触れる?

ウーパールーパーは「懐く」といいます。

実際は「慣れる」とか「覚える」で、餌やりのときに寄ってきて、「ちょうだい」みたいな顔はします。

これが懐いているように見える。

ウーパー自身にそんな感覚はないと思います。

飼い主さんが懐いて感じるならいいのではないかと。

あと、スキンシップもやめておいたほうがいい。

ウーパーは触られるのが好きではないし、人の手の体温が熱すぎるのです。

すくうのは網か、水で冷やした手にすることです。

ウーパールーパーは鳴くの?

ウーパールーパーが「鳴く」という話もあります。

これも正確には「音を出す」だけ。

口で呼吸するときに、「ワン」とか「ゴフ」とか「キュン」と鳴る。

鳴いているようで可愛いのですが、あまり頻繁に音を出していたら、水中の酸素が減っているサインかもしれません。

ウーパールーパーは「あくび」もします。

やはり、酸素不足が考えられるので、水換えや弱めのエアレーションの設置で対応しましょう。

ウーパールーパーは強い水流や振動がストレスになります

あくびをするウーパールーパー

なんと食べられるんです!

東京や大阪には、ウーパールーパーの料理を出す店があるそうです。

唐揚げとかにするらしい。

あのままの形で揚げられたのが出てくる。

食べるのには、勇気と飽くなき好奇心が必要かも。

「白身魚の味がする」のだとか。

たぶん、下処理などもあるでしょうから、家のウーパーで試したりしちゃダメですよ!

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まとめ

実は飼いやすいウーパールーパー。

ちょっと変わったペットを飼いたいのなら、手をつけやすいと思います。

売っている店も多く、1万円くらいの初期費用で始められるのもいい!

小さいお子さんでも飼育できそうです。

動きはあまりありませんが、見ていると癒される。

懐いているように見えれば、愛着だって湧くでしょう。

あのトボケた姿に、ホッと一息つけるんじゃないでしょうか。

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